ヘタレ船長と二人の女海賊
「俺はジョン・ラカムってんだ」
名前を告げると、女の瞳がキラキラと輝く。
「あんたがあの『キャラコ・ジャック』?」
「ああ、ヘタレで有名な…な」
笑いながら俺はタンブラーを傾けた。
「ヘタレなもんですか…わかってない奴らはあんたの事を悪く言うけどね…私はあんたの事、高く買ってるのよ?」
興味津々といった様子で、女はしなだれるように頬杖をつく。
「殆どの海賊どもは力押しで獲物を襲うけど…あんたは違う。無駄な争いを起こさず、スマートに略奪をやってのける…腕っぷしだけの馬鹿とは違う、頭の良さを感じるわ」
「買い被りだよ…」
「そんな事ないわ」
女は俺に腕を絡めた。
名前を告げると、女の瞳がキラキラと輝く。
「あんたがあの『キャラコ・ジャック』?」
「ああ、ヘタレで有名な…な」
笑いながら俺はタンブラーを傾けた。
「ヘタレなもんですか…わかってない奴らはあんたの事を悪く言うけどね…私はあんたの事、高く買ってるのよ?」
興味津々といった様子で、女はしなだれるように頬杖をつく。
「殆どの海賊どもは力押しで獲物を襲うけど…あんたは違う。無駄な争いを起こさず、スマートに略奪をやってのける…腕っぷしだけの馬鹿とは違う、頭の良さを感じるわ」
「買い被りだよ…」
「そんな事ないわ」
女は俺に腕を絡めた。