ヘタレ船長と二人の女海賊
航跡4「似た者同士」
小型快速のスループ帆船は、波間をゆっくりと進む。
約半年振りのラカム海賊団集結。
突然の召集だったというのに、どいつもこいつも待ち兼ねていたように俺の下に集まってきやがった。
意外と人望があった事に、俺は密かに目頭を熱くする。
「ところで船長」
船員の一人が男装の麗人…アン・ボニーをしげしげと眺める。
「こいつは?」
「ああ、今回から俺達の船に乗る事になる、射撃手のアンだ。ラカム一味の仲間に加わるんで、よろしくしてやってくれ」
約半年振りのラカム海賊団集結。
突然の召集だったというのに、どいつもこいつも待ち兼ねていたように俺の下に集まってきやがった。
意外と人望があった事に、俺は密かに目頭を熱くする。
「ところで船長」
船員の一人が男装の麗人…アン・ボニーをしげしげと眺める。
「こいつは?」
「ああ、今回から俺達の船に乗る事になる、射撃手のアンだ。ラカム一味の仲間に加わるんで、よろしくしてやってくれ」