ヘタレ船長と二人の女海賊
優男は被っていた帽子をとる。
そこから零れ落ちたのは、ブロンドのしなやかな髪。
女と見間違うほどの優男…かと思っていたら、ソイツは正真正銘の女だったのだ。
「あ、あんた…男装した女だったの?」
目を丸くするアン。
奇しくも、男装してラカム海賊団に加入したアンと同じ事を女はしていたのだ。
「まぁね」
女はニッと笑う。
「私は元々、軍隊志望だったのよ。海軍、陸軍と入隊を志したものの、女は軍隊に入れなくてね…変装してまで入隊しようとしたんだけど、男装が発覚して果たせず…てね」
そこから零れ落ちたのは、ブロンドのしなやかな髪。
女と見間違うほどの優男…かと思っていたら、ソイツは正真正銘の女だったのだ。
「あ、あんた…男装した女だったの?」
目を丸くするアン。
奇しくも、男装してラカム海賊団に加入したアンと同じ事を女はしていたのだ。
「まぁね」
女はニッと笑う。
「私は元々、軍隊志望だったのよ。海軍、陸軍と入隊を志したものの、女は軍隊に入れなくてね…変装してまで入隊しようとしたんだけど、男装が発覚して果たせず…てね」