ヘタレ船長と二人の女海賊
俺はしばらく、メアリの戦闘訓練を見学する事にした。
ラカム一味も所帯が増えたので、先日強奪した帆船を改造し、そのまま海賊船として利用している。
なので、甲板で航海の合間を見て戦闘訓練も行えるような広さを確保できていた。
次第に熱がこもるメアリの指導。
船員達はいささかバテ気味の様子。
そんな中、一人の青年だけが、厳しいメアリの指導についていっていた。
「なかなか見所あると思わない?彼」
メアリが俺にほくそ笑む。
「軍隊式の指導で相当厳しくしているつもりなんだけど、彼だけが頑張って食いついてくるのよね」
「へぇ…」
俺はその様子を驚いて見ていた。
いや、青年ではなく、メアリを。
ラカム一味も所帯が増えたので、先日強奪した帆船を改造し、そのまま海賊船として利用している。
なので、甲板で航海の合間を見て戦闘訓練も行えるような広さを確保できていた。
次第に熱がこもるメアリの指導。
船員達はいささかバテ気味の様子。
そんな中、一人の青年だけが、厳しいメアリの指導についていっていた。
「なかなか見所あると思わない?彼」
メアリが俺にほくそ笑む。
「軍隊式の指導で相当厳しくしているつもりなんだけど、彼だけが頑張って食いついてくるのよね」
「へぇ…」
俺はその様子を驚いて見ていた。
いや、青年ではなく、メアリを。