ヘタレ船長と二人の女海賊
日がすっかり沈む頃には、突風と共に雷雨になっていた。
海特有の、突然の嵐。
船員達は皆船室にこもり、カードをしたり早目に就寝したりしている。
俺もまた、船長室でランプの灯りで読書を楽しんでいた。
時折強く船長室の壁を叩く雨音。
その音に混じって。
「…!…!!…!…」
人の声のようなものが聞こえてきた。
聞き間違いかと思ったが、そうでもなさそうだ。
甲板に、誰かいる?
こんな嵐の夜なのに?
気になった俺は、船長室のドアを開けて甲板の方を覗いてみた。
海特有の、突然の嵐。
船員達は皆船室にこもり、カードをしたり早目に就寝したりしている。
俺もまた、船長室でランプの灯りで読書を楽しんでいた。
時折強く船長室の壁を叩く雨音。
その音に混じって。
「…!…!!…!…」
人の声のようなものが聞こえてきた。
聞き間違いかと思ったが、そうでもなさそうだ。
甲板に、誰かいる?
こんな嵐の夜なのに?
気になった俺は、船長室のドアを開けて甲板の方を覗いてみた。