てるてる坊主の恋
「、何言ってんの?」

これは私の問題であって、あんたには関係ない!そう言おうとしたのに…、


「俺はお前が好きなんだから!」

ねぇ、もう本当に。
目の前のコイツは何を言ってるの?


「う、そ…」

あまりにも突然の告白に、私の頭は活動停止。


「嘘じゃねぇよ。俺はお前の名前を書いたの!」

だって、こんな夢みたいな展開、あり得ない。


「ほんとに…?」

本当に、私のことが好き?
これは現実の出来事?


「だから、そう言ってんだろ…」


ほんの少し赤くなっている隆太の耳を見て、私の顔がだんだん熱を持っていくのが分かった。

どうしよう、嬉しすぎる。



「何か言ってくれ…」と哀願する隆太が、愛しくて仕方がない。




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