それでも僕は
名前も知らない、出会って15分しか経ってない二人。


だけど僕はもう彼女の虜で断ることなんて出来るはずもなかった。



寝室には大きなベットがあった。


二人で眠るには十分な広さだった。


彼女は僕の胸の中で静かに目を閉じた。


彼女の寝顔を見ているだけで時間はあっという間に過ぎた。


間隔の深い寝息。



透き通るような白い肌。


僕は目を反らすことすら出来なかった。
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