遠目の子鬼
「…違う?」
なっちゃんはちょっと不思議そうな表情で、僕の顔を見詰めている。
「そ、そう、違うんだ、あのね、なっちゃん、ぼ、僕が好きなのは…」
廊下の窓のその外に見えるグランドの銀杏並木がざわりと揺れた様な気がした。
「…な…ん、なんだ」
言った…ついに言った。
もうどうにでもなれだ。
告白には大きなリスクが有ると思う。
それは、返事がOKなら、そこからお付き合いが始まる。
駄目なら友達としても付き合えない。
一緒に居ても、ぎくしゃくした関係になってしまう事だ。
なっちゃんはちょっと不思議そうな表情で、僕の顔を見詰めている。
「そ、そう、違うんだ、あのね、なっちゃん、ぼ、僕が好きなのは…」
廊下の窓のその外に見えるグランドの銀杏並木がざわりと揺れた様な気がした。
「…な…ん、なんだ」
言った…ついに言った。
もうどうにでもなれだ。
告白には大きなリスクが有ると思う。
それは、返事がOKなら、そこからお付き合いが始まる。
駄目なら友達としても付き合えない。
一緒に居ても、ぎくしゃくした関係になってしまう事だ。