遠目の子鬼
輝いて居るかも知れないし錆ているかも知れない。
でも、それを否定する事は無い。
それは確かに自分の足跡が刻まれたあかしなのだから。
★
大草原に小さな影が揺らめく。
朝日に感謝して夕日に明日の無事を祈る。
又兵衛の何気ない日常だった。
風は相変わらず清々しく平原を駆けて行く。
水も清らかに流れる。
そして又兵衛は今日も羊達を追い続ける。
何時の日か訪れる新しい出会いを待ちながら。
-----遠目の小鬼 End
でも、それを否定する事は無い。
それは確かに自分の足跡が刻まれたあかしなのだから。
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大草原に小さな影が揺らめく。
朝日に感謝して夕日に明日の無事を祈る。
又兵衛の何気ない日常だった。
風は相変わらず清々しく平原を駆けて行く。
水も清らかに流れる。
そして又兵衛は今日も羊達を追い続ける。
何時の日か訪れる新しい出会いを待ちながら。
-----遠目の小鬼 End