遠目の子鬼
「あのさ、人間て俺達の姿が見えないんじゃぁ無かったの?」
更に『ひい』が続けた。
「そうだよ、俺達の姿が見えるんなら、お兄ちゃん、人間じゃぁないんじゃないの?」
不思議そうに僕を見上げる『ひい』
「こらこら、失礼な事を言うんじゃないぞ、保孝はれっきとした人間だ。でも、ちょっと特別で、俺達の姿が見えるんだ」
又兵衛が『ひい』の頭を撫でながら、そう優しく話した。
「ふーん、人間なんだ…」
ぽつねんと立ちつくす『ひい』はまだ納得でき無さそうな表情をしていた。
「そうだ、又兵衛、奥さんはどうしたの?お出かけ?」
更に『ひい』が続けた。
「そうだよ、俺達の姿が見えるんなら、お兄ちゃん、人間じゃぁないんじゃないの?」
不思議そうに僕を見上げる『ひい』
「こらこら、失礼な事を言うんじゃないぞ、保孝はれっきとした人間だ。でも、ちょっと特別で、俺達の姿が見えるんだ」
又兵衛が『ひい』の頭を撫でながら、そう優しく話した。
「ふーん、人間なんだ…」
ぽつねんと立ちつくす『ひい』はまだ納得でき無さそうな表情をしていた。
「そうだ、又兵衛、奥さんはどうしたの?お出かけ?」