遠目の子鬼
晴れ渡った青空、広大な大草原、吹き渡る乾いた爽やかな風。


そして顔を見せる小動物達。


又兵衛との練習中に現れる動物達の数が、ここの処だいぶ増えた様な気がする。


「保孝の腕が上がったからさ」


又兵衛の言葉が僕にはとても自信に成った。


気弱に成る必要は無いんだ。


僕は僕らしく堂々として居れば良いんだ。


そうすれば結果はついて来る。


でも、その自信は、やっぱりユーフォニュームの腕が上がらないと意味がない事だ。


今は練習に集中する事が大事だ。
< 94 / 274 >

この作品をシェア

pagetop