白黒先生-二重人格彼氏-


「先生…ね」


「へ?」


「何でもねーよ。んじゃな」



先生は、片手をヒラヒラ振りながら瑛と同じ道を歩いていった。



いきなり来て、いきなり帰る、変な先生。



今からどこに行くんだろう。

ま、まぁ…あたしが気にすることじゃないけど!!



「さて…あたしも帰るとしますか」



先生がしたのと同じように汚れたスカートをパンパンッと払った。



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