白黒先生-二重人格彼氏-


気が付くと窓もカーテンも閉まっていて。


あたしはベッドの上に横たわっていた。


はぁ…なんか、変な感じ。


いつもと違う先生の顔を見ちゃったかも。



あんなに優しい顔も、あんなにあたたかな声も…。


いつもと違っていた気がする。



…気のせいなのかな??


先生の顔が頭から離れないんだけど。


髪には、先生の手のぬくもりが残ってる感じがするんだけど…。


きっと気のせい。



「はぁ……寝よ」



あたしは少しづつ、眠りにおちていった。


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