白黒先生-二重人格彼氏-

「はぁ…はぁっ」

息を切らしながら、自転車を立ちこぎする。

せっかくの入学式…朝っぱらから体力消耗してしまった…。

後悔してももう遅い。

今はただ、自転車のペダルを踏み出すことに集中!

ひたすら自転車を走らせて、ようやく学校に着いた。

「つ…っ、着いたぁぁ…」

瀕死の状態で、自転車から降りる。

ふと辺りを見回すと、誰も居ないことに気だ付いた。
あ、あれ…っ??


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