白黒先生-二重人格彼氏-

…どこかで感じたことがある、この感触。

けど、前とは何か違う。


二度目のキス。


襟元にこめられた力が、乱暴に皺を寄せている。


「……っ!?」

やっと状況が理解できたあたしは、必死に抵抗を試みる。

先生の肩を自分の手でぐっと押す。


唇が離れた。

「…な、何すんのっ!?」

< 48 / 162 >

この作品をシェア

pagetop