血の果て



「お母さんやお兄ちゃん、その事知ってるからきょうチャンに辛く当たるんだよ…‥ごめんね。
父さんのペコペコ頭下げる姿が許せ無なくて、それがきょうチャンのせいみたいに思って…‥」



家族は家族。



そう言われたような気がした。

早い話し、美沙緒は家族の弁解がしたくてココへやって来てたんだと。


「…‥いいよ。僕の母さんが悪いんだから」


俺は食べかけのおにぎりを置いた。



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