血の果て



高校へ行きながら、夜のバーテンのバイト。

その頃には身長も170を越えていて、なんとか年齢詐称も効いたし。

おかげで暮らしは嘘のように楽になった。



酒や煙草、女に薬。

夜の街は俺にいろんな物を与えた。


だけど。

味わうだけ味わって、そんな道に染まる事はしなかった。



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