血の果て



「あ、」


見飽きた、くだらないギャグに欠伸が出たした時、リカが小さく呟く。


「もしかしたら」

「?」

「御祝いじゃ無い?」

「何が?」

「伯父サン達よ」

「御祝い?」

「そうよ、きっとそうよ。結婚の御祝い」

「それはこないだ行った時に…‥」

「貰ったわよ」

「じゃ、違うじゃん」


画面を追い掛ける双眼が、笑えないコントにうんざりする。

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