血の果て



「止めて下さいッ! 私、奥さんなんかじゃありません!」


それだけ言うと、リカは自分の荷物をチェックしだした。


「アッ! 奥さん、まだその辺触らないで…‥」

「奥さんなんかじゃありませんッ!!」


もうだれも彼女に敵わなかった。














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