血の果て



役に立たない奴とは薄々感じてはいたが、ここまでとは。

今更必要とされる自分と、奴の顔を思い出しながら溜め息一つ、俺は使わなくなったパソコンの電源を入れた。



ヒュイーンと、独特な音を立てて起動する。


見慣れた画面が飛び出すと、キーを弾いた。



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