血の果て



下半身の感覚は既に無いのに、何故か痛みだけははっきり感じる。

それはまるで、バラバラに切断された一つ一つの躰が、命を持って痛みを叫ぶように。


   痛いッ!

  もう止めてッ!


   嫌だッ!



   嫌だッ!









  嫌だァァァッ!!



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