血の果て



『恭一が良い子にしてたらきっと帰って来るさ』



 ───あぁ、そうか。




俺は───…‥、





良い子だったんだ。





だから帰って来たんだ、コイツは。






俺の願いが、遠の昔に消えていた事も知らずに。



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