血の果て



腕を組んだままのリカは無言だった。

否、リカだけでは無く俺も婆さんも───。

この部屋の、全ての物が死んだように無になっていた。


「で? どうする気なの?」

「どうするって…‥」

「何で、もっとちゃんと断らなかったの?」


予想外に落ち着いた口調が、逆に脅威を感じさせる。



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