血の果て



「いつまで俺の人生をめちゃくちゃにしたら気が済むんだよッ!」

「恭一!?」


もうリカの声も届かない。

拳がわなわなと震え、灼熱の中に居るみたいに汗が噴き出す。


「大きくなっただとッ!? 母親だとッ!? 良くそんな事が言えるよなッ!? 俺が安穏と暮らして来れたとでも思ってるのかッ!」




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