血の果て



しかし、このまま着替えさせて良い物だろうか。

洗い流さなければ、躰に付いた匂いは取れないだろうし。



風呂。



入らせるしか無いのか?


「───おい」

「‥‥」

「シャワー…‥浴びて来いよ」

「…‥良いんか?」

「良いも何も。そのままじゃ臭くてコッチがかなわない」


俺はそう言い残すと、タオル2枚に輪ゴムを用意した。



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