窓恋 ~先生、好きでいさせて?~
降りたのは私の最寄り駅。


「先生?先生は降りちゃいけないんじゃ?」


「こんなに可愛いお姫様を、一人で帰らすわけにはいかないでしょう?」


可愛い?お姫様?きゃああああっ///


「はいはい、こんな所で照れないの!行くよ!」


先生はどんどんと私の家の方へ歩いて行く。


先生私の家を知ってるとはいえ・・・歩くの早いよぉ。


私がちょこちょこついて行くと、先生は途中で気が付いてくれた。


「はいっ。」


差し出された大きな手。


これって、手を繋いでくれるって事ですか?


「いいの?」


「いいよ。」


そして、私は先生の手をつかんだ。


先生は私の手を思いっきり握りしめてくれた。




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