窓恋 ~先生、好きでいさせて?~
「はぁ?は俺の台詞だ!俺がいつお前と別れた?俺がいつ恵美を好きになった?」


「ごめんなさい・・・。」



全部私の勘違いだったの?



「じゃあ、ジュエリーショップになんでおねえちゃんと先生がいたのよ!」


「あれは、行っただろ?お姉ちゃんの婚約発表会だったんだよ。大学の仲間の。で、堤先生がどうしても抜けられない用事があって、遅れてくるからって。」


「で、先生が変わりに行ったの?」



「そう。それに・・・。」


「それに?」


「これは言いたくない。」


「言ってよ!」


「亜美の指輪のサイズも・・・恵美なら知ってると思ってさ。」


えっ・・・?もしかして、私の指輪を探してくれていたの?


「亜美、もうすぐ誕生日だろ?だから・・・。あぁ!もう内緒にしておきたかったのに!恵美と堤先生のせいだ!」


先生は悔しそうな顔をしていた。



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