窓恋 ~先生、好きでいさせて?~
そして、その1ヵ月後。私の誕生日が待っていた。


これまで、デートをした事がなかった私達は、誕生日だけは必ず一緒にいると約束した。



先生とのデート。その日は運が良く土曜日。


先生は私に「何処に行きたい?」と聞いてくれた。



先生と私の・・・いや、私の始めてのデート!


今までに出来なかった事、外で手を繋いだり、あっ、腕を組んだり?


学校以外の外で逢えるだけで嬉しかった。



何処がいいかな。


考えていると先生は私を優しく抱きしめてきた。


そして、先生は私の耳元で話す。なんだかくすぐったい。


「あっ、先生?プラネタリウムとかは?」


「いいね!亜美は本当に星が好きなんだな。」


「何で知ってるの?私が星が好きだって。」


「自己紹介の紙に書いてただろ?ちなみに嫌いなものは煮豆と雷。好きなものはから揚げと星空。」


先生はクスッとその事を思い出し笑っていた。


< 160 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop