窓恋 ~先生、好きでいさせて?~
「おやおや、可愛い子猫さん。ここにいたんだね?駄目だよ?覗きなんかしちゃ。」


へっ?覗き?!


「いやいや、してませんっ!」


「あそこから、いつも覗いてたでしょ?」


先生は私達の教室を指さす。



ここは、否定あるのみ!


「しっ、してませんっ!」


私は思いっきり首を横に振る。


「じゃあ・・・。」


「じゃあ・・・?」


「僕が何でここにいるって分かったの?」



うっ・・・するどい質問。


「職員室に行ったら・・・他の先生が・・・。」


先生は「ふーんっ」って言う顔で、


「僕、さっきまで、職員室にいたけど?」


はい、ここで話は終了ーーーーー。





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