窓恋 ~先生、好きでいさせて?~
私は何度も瞬きをした。



私、今笑われた?


いや、先生は微笑んでくれた?



私はもう一度先生を見る。



今度は私を見て、口に手を当てて笑いをこらえている。


もしかして、ずっと見ていたの・・・知ってたの?



そうだったとしたら・・・めっちゃ恥ずかしいんですけど!



すると先生は指でドアを指している。


口を見ると・・・



『つ・ぎ・お・り・る・よ』



えっ?


私は先生言われて気が付いた。


もう、駅に着いちゃったんだ!


乗り過ごさなくて良かったよ・・・。




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