窓恋 ~先生、好きでいさせて?~
ただ今、先生を押し倒すような姿勢の私。


誰かが来たらやばいっ!


しかし、先生はこの姿勢を直そうとはしない。



それも、こともあろうに、その姿勢で箸にから揚げを指した。


そして、私の口の中にパクッ。


「美味しい?」


「おいひいです(おいしいです)。」


私が食べた後、一応先生に「先生もいりますか?」と聞いた。


すると「いらない。」って一言。


えっ?何でここで断るのぉ?!


てか、ここ断るとこかいっ!



「うっそぉ!ちょうだい?」


ちょっと意地悪そうな顔しちゃって、ちょっとムカツク。


「じゃあ、先生?アーンして?」


わざと私はそう言った。


しかし先生は今度は照れることも無く、嬉しそうに「アーン」って口を開け、自分からから揚げをパクッと箸に向かって口を持っていった。


先生には、私は完敗です。



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