窓恋 ~先生、好きでいさせて?~
「先輩には関係ないじゃん!」


そう、先輩には関係ない。1回助けてもらっただけなのに!


「俺は・・・。」


「何よ・・・。」


後ずさりする私は、とうとう背中が壁へとくっついてしまった。



「先輩?」


「俺は、お前が前から好きなんだよ!」


はっ?前から?


私は先輩の事、存じ上げていませんでしたが・・・?



「向こうの校舎の2階に生徒会室がある。あそこに俺たまに行くんだ。」


あぁ、確かに先生の部屋の隣だっけ?に生徒会室があったような。


そこからこっちの校舎を見ると、たまに君が寝ながら手を振るんだ。


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