窓恋 ~先生、好きでいさせて?~
「それは・・・。」あなたじゃなくて先生に・・・。


「それから、俺は毎朝生徒会室へ足を運んだよ。君に逢えるわけじゃないのにな。」


はぁ・・・先輩も窓恋をしてたって事ですか?


「でも、君が見てるのは俺じゃなかった。」


そりゃあ・・・先生だけを見てましたから。



「最初は誰を見てるかなんて、分からなかったよ。俺を見てるんじゃないかとまで錯覚したんだもの。」


「でも・・・相手が先生だったとはな・・・。」


はぁ、ばれましたか。



「俺は、でも諦めないよ。君が先生とカレカノになる確立はほぼ0%に近いと思ってるから。」


今、さらっときついことを言いましたね。


それは、分かってる。私にも・・・。でも、もう少しだけ夢がみたいの!



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