Star Time
部屋に戻り、少し寝た。









どれくらい寝ただろう…
ケータイを開くと何件かの電話と1通のメール。

電話は親友の瑞希から。

メールは?
開いてみるとあの人の名前の文字。

――――――――――
里中たける     
件名:)よっ    
本文↓       
今日はありがとう。 
――――――――――


一言だったけど、それが逆に嬉しくなった。

私は急いでメールを返す。

――――――――――
畠中万優架     
件名:)おはよう。  
本文↓       
遅くなってゴメンね。
寝てたから(笑)  
こっちこそ、今日はあ
りがとう♪     
また遊びに行こうね♪
――――――――――

打つのに緊張した。
さりげなく誘ってるもんね☆

5分もしないうちに返事が来た。

――――――――――
里中たける     
件名:)       
本文↓       
よかった。あまりにも
返事が遅いから嫌われ
たかと思った(笑) 
――――――――――

そんな訳ないじゃん。


何通かして分かった事。


私と家が結構近い事。
私の1つ上だと言う事。
独りっ子だと言う事。


いろんな事が分かった。


もっと知りたい…



そう思うのはわがままだろうか。
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