Star Time
しまった…。

気付けば私は涙を流していた。


涙を拭って彼のケータイの着信音を<Star Time>に設定した。


彼の大好きな曲…。


果てしない愛しさは
この心に確かに生まれる



その通りだと思う。

そう思いながら何時間経っただろうか…

ケータイを持ったまま寝てしまったらしい。

ケータイを開いた途端鳴った着信音。
彼の大好きな…


急いで受信箱を開く。

―――――――――
里中たける    
件名:)      
本文↓      
明日暇?     
―――――――――

暇です!!

即答だった。


返事を打ち、何通かメールをした後に寝た。

じめじめ暑い夜だった。
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