かなこの木
「あはははは、ごめんごめん、止まりきれなくて!」



これは…夢…?



私の遥か頭上には太陽と逆光で顔が微かにしか見えない青年がいた。




いた……




いた………!?






いや、おかしい。



だって…



目の前の柵から身を乗り出す。




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