DEATH MAGIC
「はぁ―――っ……。…シュラ。」
キュインッ―――
カイが名前を呼ぶと、あのときの龍が出てきた。
カイの相棒の、シュラだ。
{呼んだか?}
「…あれ、直したって」
カイが指さしたのは、ドロドロになった凜のアイス。
{…ふっ(笑)}
「…なんやねん」
{…なんでもねーよ(笑)}
シュラは、カイを見てフッ…と笑い、凜の傍に着地する。
{…嬢ちゃん}
『…??…っわっ!!りゅっ…龍さんっ!?』
{シュラだぜ。…つーか龍じゃなくてドラゴンなんだけどな(笑)}
『えっ!?龍じゃないんっ!?』
{…まーなんでもいーけどよ(笑)それ、そこに置いてみな}
シュラに言われて、凜はアイスを地面に置いた。
すると、横から涼しい…寒いくらいの冷気を感じて横を見ると…
水色っぽい色をした体のシュラが、口からそっ…と息を吐いた。