DEATH MAGIC
『え!?水色!?なんでっ??さっきは黒やったのに…』
{…いーから、見てみな?}
シュラが口でクイッと指した方を見ると、アイスから白いケムリのようなものが出ていた。
凜がそっとアイスを手に取ると…
『!!!冷たーい!!なんでっ!?えっ…ありがとーシュラッ!!』
凜がシュラの大きな口元に抱きついた。
シュラは少し驚いたような顔をして、凜に問う。
{嬢ちゃん…俺のこと怖くねーのかい?}
『え?全然っ?だっていい龍さんやもーん!!…あ、ドラゴンかっ♪』
そう言って、はしゃいで再び冷たくなったアイスを口にする凜。
その幸せそうな笑顔を見て、シュラはカイの方を向いた。
死神と相棒は、(☆)テレパシーでも会話ができる。
☆{…カイ}
☆「…あ?」
☆{お前が嬢ちゃんに惚れる理由…わかった気がするぜ}
「…な゙っ!!///てめー!!いつ誰がんなことゆーた!!!///」
『ん?カイも食べたいんっ?』
「はっ!??…いらんわっ!///」
『…おいしーのに〜』
そう言いつつも、1人で全部食べてしまった凜。
満足そうな笑顔で、食べ終わったゴミをゴミ箱に捨て、再び戻ってくる。