DEATH MAGIC
「おまっ…なんで泣いてんねん!!」
『へっ?』
カイに言われて目元に手を当てると、水滴が指についた。
知らない間に、涙が出てしまっていたようだ。
…なんでやろっ…
…嬉しかったからかな…?
…なんでっ!?
「わけわからんなーほんっま…(笑)」
呆れ笑いを浮かべながらそっ…と指で涙を拭ってくれたとき…
どきっ―――…
[ 「あいつ、凜ちゃんに惚れてるぜ?」 ]
『!!!〇×☆△#/////』
カイに触れられて、ライの言葉を思い出して赤面してしまう。
それを見たカイは……
「………は??」