DEATH MAGIC
シャッ―――
…気づけば、頬には3本の傷がっ…
なっ…なにが起こったん!?
うぜぇって聞こえて…
シャッ――って聞こえて…
いっ…いたいっ!!
『ちょっとー!!カイー!!なにすんのよー!!』
「俺ちゃうわっ!!」
『えー!?だってカイ以外誰がっ…』
【…おい。】
『えっ?何っ?』
「だから俺ちゃうっ!!」
【こっちや!!バカ女!!】
バッ…バカ女っ!?
誰っ!?え…カイじゃなかったらここには……
チラッ…と猫を見る。
『…まっさかなー!猫ちゃんが喋れるわけないもんなー』
【だーれが猫ちゃんじゃいっ】
『うきゃー!!』
急に猫ちゃんの飛び蹴りがほっぺに飛んできた!!
痛む頬を抑えながら、地面に着地した猫ちゃんを見下ろす。
『なっ…なにっ!?この凶暴で喋れる猫ちゃんっ!!』
【やーかーらぁ!!猫ちゃんってゆーなってゆーとるやろっ!?】
かっ…関西弁っ!?
ほんでっ…なんでこんなえらそーなんっ!?