DEATH MAGIC




「…まー恭。こいつおもろいし…仲良ーしたってくれや。」



【…けっ。まーこいつが選ばれたんやでしゃーないな…。…おい子分A。】


『はっ…はいっ』



【次「猫ちゃん」ゆーたら…地の果てまでぶっ飛ばす】



『気をつけます…』








シュンッ―――




…そして、恭は姿を消した。







『はぁぁぁ〜…』





一気に力が抜けて、その場に座り込む。






「…どや。相棒もった気分わ」


『いっ…痛いし凶暴やし、上から目線やし怖いけど…』



「……」



『でも…なんか嬉しーかもっ』






それを聞いたカイは、ニカッと笑った。






「そっか。俺も最初はあんな態度されて腹立ってたけど…」






…同じよーな性格やもんなっ(笑)

なんかめっちゃ似てるっ(笑)






「えー奴やし…お前も仲良ーせえよ。」



『うんっ!』




「…さて。ほなそろそろ帰るかぁ」






気づけば、辺りはもう暗くなっていた。



カイによれば、昼間の怪物はそんな強ないけど、夜にはやっかいなんがよー出るらしい…。




やから、早く帰ることにした。






ザァッ―――――…




[ゾクッ―――]
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