DEATH MAGIC
【小娘ッ!お前がそんなんで戦って勝てる奴やない!!逃げろッ!!】
『……逃げへんよっ…』
【【!!?】】
『だって……カイはいっつもあたしのこと助けてくれてた…。これからも…守ってくれるってゆーてくれやった…。やからっ…今はあたしがカイを助けるッ!!』
そう言って、凜は鉄パイプを構えた。
カイ…待っててーや!
助けたげるからっ!!
【嬢ちゃんッ…】
【…くそっ!外れへんのかよっ!これ!!】
【…俺の火なら溶かせるだろーが…カイがあれじゃあ…】
☆「シュラッ!!聞こえっか!!?」
☆【…カイ!?…そーか!テレパシーがあったか!!】
☆「シュラッ!聞けっ!」
テレパシーを通じて、カイがシュラに何かを伝える。
それに対し、シュラも頷いた。
☆「…俺も自分で何とかしてっけど…まだ無理そーや。俺の体で、あいつを傷つけよる前に…頼むぞ。シュラ」
☆【…おー。】
☆「それから…」
ブツッ―――――
…そこで、テレパシーは途切れてしまった。
ディガオールが感づいたようだった。
《「なんだー?こいつ何かしてんのか?…はんっ。無駄なことを」》
【恭ッ!】
【あ?】