DEATH MAGIC



【小娘ッ!お前がそんなんで戦って勝てる奴やない!!逃げろッ!!】


『……逃げへんよっ…』


【【!!?】】




『だって……カイはいっつもあたしのこと助けてくれてた…。これからも…守ってくれるってゆーてくれやった…。やからっ…今はあたしがカイを助けるッ!!』







そう言って、凜は鉄パイプを構えた。




カイ…待っててーや!

助けたげるからっ!!







【嬢ちゃんッ…】


【…くそっ!外れへんのかよっ!これ!!】


【…俺の火なら溶かせるだろーが…カイがあれじゃあ…】




☆「シュラッ!!聞こえっか!!?」

☆【…カイ!?…そーか!テレパシーがあったか!!】

☆「シュラッ!聞けっ!」






テレパシーを通じて、カイがシュラに何かを伝える。


それに対し、シュラも頷いた。






☆「…俺も自分で何とかしてっけど…まだ無理そーや。俺の体で、あいつを傷つけよる前に…頼むぞ。シュラ」

☆【…おー。】

☆「それから…」






ブツッ―――――




…そこで、テレパシーは途切れてしまった。


ディガオールが感づいたようだった。






《「なんだー?こいつ何かしてんのか?…はんっ。無駄なことを」》



【恭ッ!】

【あ?】
< 136 / 140 >

この作品をシェア

pagetop