DEATH MAGIC
椎奈の声がして振り返ると、あたしは歩道の真ん中に座り込んでいた。
椎奈が半泣きであたしの両肩を掴む。
『りぃのあほーっ!!死んじゃったかと思ったやんかーっ!!なんでアメ落としたぐらいで道飛び出すんよーっ!!』
…アメっ?
…どーやらあたしは、自分が持っていた飴を落として、取りに行こーとして、ひかれかけたことになってるらしい…。
なんてあほな(笑)
今のは…夢やったんかな?
…夢やんなっ!
だーって死神なんかいるわけないしっ!
寿命がどーとか…わけわからんしっ★
『おしっ!椎奈、帰ろっ』
『え…大丈夫なんっ?』
『らくしょー!あたし無敵やしっwほらっ、お腹も空いたしはよ帰…』
『…どーしたん?』
あたしは、椎奈の手を掴んだまま立ちつくした。
椎奈の頭上に浮かんでる物…
――――…なに?これ…