DEATH MAGIC
『あんたらに協力したげるっ!』
「まっ…まぢでかっ!!」
『うん!なんで選ばれたんかはわからんけど、選ばれたからにはやったろーやんっ!!』
あたしが言うと、王子と目つき悪い人がハイタッチをして、ちびっ子と無口な人も笑顔になっていた。
『…あ!もしかしてあたしが選ばれたんってハルくんを助けたからっ?』
「ちがうよっ!ずーっと前からっ!」
「君なら、ハルを絶対助けてくれるって思ったからな!」
「…けっ。俺は別に誰でもえーんやけどなっ!!」
「……カイ。」
…あ!!
無口な人が喋った!!
「…ちっ。わーったよ!」
スッ……
急に4人が、床に片膝をついて、頭を下げだした。
驚いたあたしは、一歩後ろに下がる。