DEATH MAGIC



ジークが、コウモリを睨みながら低い声で言った。



その直後に「耳をふさげ!!」と、ライが叫んだが、その前にコウモリが何か動きを見せ、4人が耳をふさいで呻いた。





[キィイイィイーン…]






「ゔっ…」


「なっ…なんやこれっ!!」


「耳が痛いよー!」


「―――ッ…」






急に顔を歪めだした4人。


なにも聞こえなかったあたしは、わけもわからずジークから離れて皆を見た。






『えっ??何っ?どーしたんっ?』


「わっ…ばかっ…」






離れたあたしを引き戻そうとしたジークだが、それより先に、コウモリが足であたしを掴んで飛んだっ!!
< 60 / 140 >

この作品をシェア

pagetop