DEATH MAGIC
『いやーっ!!おちるー!!』
さらにジークはコウモリの片方の羽を切り落とし、その衝撃で片方の羽を失ったコウモリの安定感がなくなり、ぐらつくと同時に、足の力を緩めた。
……おちるっ…?
ひゅーーーっ
『い゙や゙ぁあぁあ』
トサッ。
…あれっ?
痛く…ない。
「カイ、ナイスキャーッチw」
ライの声がして目をあけると、カイが落ちてきたあたしを抱き止めてくれていた。
「ジーク。そのままいったれ!」
カイの言葉にコクッと頷いて、ジークが剣を構えた。