DEATH MAGIC


椎奈と学校を出て、商店街に来た。





『なーほんまに声かけんでよかったん?』


『えーねんっ。どーせすぐ帰るしっ』


『えーーー。…一緒に買い物したかったのにぃー』






それが本音かいっ(笑)



椎奈の買い物に付き合い、用事も済んで2人で帰ろうとしたら、椎奈のケータイに1通のメールが。






『…えーーー。』


『どーしたんっ?』


『元彼がちょっと話あるし会えんかーやって…』


『えーやん、行ってきーな』


『んーーー…。りぃはどーすんの?』


『あたし帰るつもりやしっ!行っといで!じゃーねっ!』


『ほんま?…わかったぁ。行ってくるわ…じゃっ』






椎奈と別れて、薄暗くなった夜道を歩いた。


商店街を抜けると、ひとけが少ない林の道があり、そこを通って林を抜けたところの地区に家がある。




夏は涼しーし、いい道やけど…


夜は嫌いやねんなー…ここ

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