DEATH MAGIC
「黙っとけって。…おぅ、小娘」
『小娘って…』
「見えてんなぁ?人の寿命。」
『えっ…うん。』
商店街やから人はいっぱいいて…
それぞれの人の頭上に寿命が見えてる。
「…そん中に、黒い数字の奴、おるけ?」
『黒い数字…?』
そんなんいたっけ…?
あたしは、くるっと辺りを見渡した。
どの人も、透明な数字ばかり…
『えー?そんなんいーひんで?』
「…ここにはおらんか…」
そう言って、スタスタと先を行くカイ。
ちょっ…なんなんですかっ