きらり
自分は高校には電車で通っている。

電車の中には自分と同じように判で押されたような毎日を繰り返す人々が乗っている。

それでも自分は憧れている。

毎朝同じ電車に乗る彼女に。

通勤・通学に電車を毎日利用していると、自然に自分が乗る車両が毎朝同じになってくる。

今朝も同じ車両の同じ顔ぶれに心の中で『おはよう』の挨拶をする。

その中に自分の憧れの女性がいる。


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