きらり
最初は気になって見ていた華子さん。

そのピンクハウスの押しつけがましい乙女ちっくな雰囲気に引きながら観察していた。

しかし見ている内に毎日違う服を着ている華子さんが羨ましくなってきた。

自分は毎日同じ制服。

その事に気がついてから華子さんを見る目に少しづつ変化した。

華子さんは今日はどうしてこの服なんだろう?と思いをめぐらせたりした。

どうして今日はワンピース?

どうして今日は真っ赤?

華子さんに興味が尽きなかった。

そんな風に華子さんを観察していく内に、いつの間にか華子さんの我が道を行くファッションに憧れを抱くようになっていた。


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